ダイスを役を作るゲームは色々とありますが、こちらはビンゴと陣取りの要素が加わってさらに楽しめます。
対象年齢は8歳からですが、難しいルールはないので工夫次第で6歳ぐらいからでも遊べると思います。
そんな見た目もオシャレなダイスゲーム「ピニャコラーダイス」の解説、レビュー記事です。
ピニャ・コラーダイス
年齢 | 時間 | 人数 | 価格※ | メーカー |
8歳〜 | 10分 | 2〜4人 | 3080円 | ホビージャパン |
プレイヤーは毎手番ダイス5個を振って出目のセットを作り、得点していきます。
最大3回ダイスを振ることができ、自由に出目をキープして残りのダイスだけ振り直すこともできるので、柔軟に役(出目のセット)が作れます。
出目のセットは25種類も(ゲーム中使うのは16種類)ありますが、それぞれの役で得点できるのは1人か2人の早い者勝ちです。
最初はたくさん置くところがあったけど、どんどんなくなっていく…!
セットコースターは4枚×4枚の正方形で並んでいます。
隣接するコースターに自分のカクテルトークンを置くことができれば、追加でポイントを獲得できたり、置く場所がとても重要となります。
20ポイント獲得か自分のカクテルトークン6個全てを配置したプレイヤーが現れたらゲームが終了し、ポイントが最も多いプレイヤーが勝利します。
もしくは、自分のトークン4個が縦横斜めのいずれか1列に並ぶと、ピニャコラーダイス達成により、その時点でただちに勝者となることもできます!
このゲームの1番の特徴であるピニャコラーダイス達成で、大逆転も狙えます!
サイコロの出目による運要素とトークンをどこに置いていくかという戦略要素のバランスが面白いダイスゲームです。
ルール・遊び方
準備
ゲームの流れ
❶ダイスを振る
❷カクテルトークンを配置する
❸ゲーム終了のチェック
- ❶ダイスを振る
プレイヤーは合計で3回ダイスを振りますが、いつでもストップすることができます。
出目をキープしておきたいダイスは脇によけておき、最大2回まで振り直すことができます。 - ❷カクテルトークンを配置する
[スペースを1つ選択する]
カクテルトークンを1個をセットコースター上のスペースに配置します。[ポイントを獲得する]
配置したスペースに表記されているポイントを獲得します。
さらに、たった今配置したトークンに対して、縦横斜めに隣接しているコースター上の自分のトークン1個につき、追加で1ポイント獲得します。[セット未完成]
もしトークンを配置できるのなら、必ずトークンを配置しなければなりません。
しかし、もしもダイスの出目が配置可能などのセットにも一致しない場合にはトークンを置かずにターン終了となります。 - ❸ゲーム終了のチェック
3つの終了条件のうち一つでも満たしていないか確認します。
🟢得点が20ポイント
🔴カクテルトークンを6個全て配置
🟠ピニャ・コラーダイス達成
↪︎もしも配置した自分のトークン4個が、縦横斜めのいずれか1列に並んだなら、ピニャ・コラーダイス達成で、ただちにゲームの勝者となります。
ゲームの終了
ゲーム終了の処理が発動した理由に従い、ゲームの勝者を決定します。
🔴最低20ポイント獲得した
または
自分のカクテルトークン6個を全て配置した
それから、獲得したポイントの最も多いプレイヤーが勝者となります。
🔴ピニャコラーダイスを達成した
感想・レビュー
遊んでみてどうだった?
軽い遊び心地
ダイスをキープしながら振り直せるので、簡単に役を作っていけます。
トークンを置けないことはゲーム終盤までほとんどないので、サクサク進みます。
4×4のコースターの組み合わせによってはあっという間にゲームが終わってしまうこともあったので、難しめのコースターもバランスよく入れていったほうが良さそうです。
ピニャコラーダイス阻止合戦
ピニャコラーダイスを達成するとそのプレイヤーの勝利になってしまうので、それを阻止し合う展開になりました。
ゲームの象徴的なルールのピニャコラーダイスを達成できるのは、結構少なくまれでした。
1列揃うための最後の1枚が、ダイスの出目が難しいコースターの場合は、うまく阻止できずにピニャコラーダイス完成!となり、珍しいぶん達成するとゲームが盛り上がりました。
ピニャコラーダイスで勝つと気持ちいい!
デザインがおしゃれ
カクテルバーの大人な雰囲気がカジュアルにされていておしゃれなデザインです。
木駒も小さめなサイズにしっかりかわいいイラストが描かれていて、コマ好きな私も大満足でした!
箱の中の仕切りが
バーカウンターになっててカワイイ!
カクテル作りを楽しむ
ゲームの説明書でも勝利したあと、獲得したコースターに描かれている材料を使ってカクテル作りを楽しんでとオススメされています。
こちらが、長女のお松が完成させたピニャ・コラーダイスカクテルです。
絶対まずいよね…!
その後納得のいくカクテルを作り上げたお松ちゃんでしたが、ゲームが終わった後もちょっと盛り上がれるのが良いですよね!
何歳から遊べる?
小学生なら大丈夫
対象年齢は8歳〜ですが、7歳の長女は問題なく遊べました。
コースターの出目のセットに、ダイス5個の出目の合計数の条件のものがあるので、2桁の足し算を勉強している小学生ならしっかり遊べると思います。
難しいコースターを無しにして遊べば5、6歳ぐらいからでもダイスでの役作りを楽しめると思います。
色々と戦略を立てますが、結局運要素が重要になってくるのがサイコロゲームの醍醐味。子どもでもしっかり勝てて楽しめていました。
知育・考え所
ダイスでの役づくり
ダイスなので運要素が大きいですが、出目をキープしていけるので狙って役を作っていけます。
1回目の出目に応じて狙うコースターを決めたりと、臨機応変に考えていくことになります。
ビンゴと陣取り要素
1列を揃えるのを狙うか、隣接でもらえるポイントが多い方に置いていくかは悩みどころです。
しかもトークンが置ける数は限られているので、早い者勝ちとなり置いていく順番も大切になります。
ダイスの出目で思うようにいかないところがまたおもしろいんですよね〜!
点数の駆け引き
ゲーム終盤になってくると相手の点数を見ながら、どこに置いていくべきか考えていくことになります。
僅差で勝敗が決まることが多かったので、勝ちたい気持ちの強い子どもたちは一生懸命計算していくでしょう!
選択ルール:ハッピーアワー
ゲームに慣れたら遊ぶための選択ルールが用意されています。
ダイスを3回振ったあと、トークンが置けなかった場合、ダイスを1個振って出た目によって以下の効果を実行します。
🎲①あなたは、ただちに3ポイント失う
🎲②セットコースター上から、あなたのトークンを1個選んで取り除く
🎲③あなた以外の各プレイヤーは、ただちに1ポイントずつ獲得する
🎲④他のプレイヤー1人のトークンを1個選び、それを配置可能な他のスペースに移動させる
🎲⑤どれでもセットコースター1枚を選んで裏返す(もしもその上にトークンが配置されていた場合は、持ち主の手元に戻る)
🎲⑥あなたは、ただちに4ポイント獲得する
出目の①〜③はマイナス効果、④〜⑥はプラス効果になっていてドキドキです。
ゲーム終盤だと勝敗に直結するので、より盛り上がって楽しいのでぜひ選択ルールも入れて遊んでいただきたいです!
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