「まちがいさがし」を作る体験ができるめずらしいボードゲームです。
対象年齢は7歳からですが、まちがいを書き込んで遊ぶだけなら5歳からでも楽しめました。
作って探してワイワイ楽しめる、新しいまちがいさがしの「まちがいさがし開発課」の解説・レビュー記事です。
まちがいさがし開発課
年齢 | 時間 | 人数 | 価格※ | メーカー |
7歳〜 | 20分 | 2〜5人 | 3200円 | 作:ボドゲイム オインクゲームズ |
用意された沢山のイラストに間違い部分を書き込むことで、誰でも出題者になれちゃいます。
大事なポイントは3つ。
❶見つかるのが早すぎる
「まちがい」は得点にならない。
❷小さすぎて最後まで見つからない
「まちがい」も得点にならない。
❸サイズが大きな「まちがい」が
最後まで見つからないと高得点。
簡単すぎでもなく、難しすぎでもない絶妙な「まちがい」を作りたいんですが、それが難しい!
作ってみたのがこちら
ゲームに入っている砂時計(約1分)が落ちるまでの前半戦にまちがいを見つけられたら、見つけたプレイヤーが1点獲得です。
砂時計をひっくり返し、もう一度砂が落ちるまでの後半戦に間違いを見つけられたら、見つけたプレイヤーと出題したプレイヤーも1点獲得します。
2個しか見つけられなかった…
最後まで見つけられなかったまちがいがあった場合は、まちがい箇所の大きさをチェックして、出題したプレイヤーが点数を獲得できます。
大胆に大きく描いた「まちがい」が最後まで見つけられなかったときは、思わずガッツポーズしちゃいます!
グッドトイ2024にも選ばれている、出題者のドキドキ感と回答者のワクワク感が楽しめる、これまでにない新しい「まちがいさがし」ゲームです。
ルール・遊び方
準備
10種類のイラストシートの中から、1人1枚選んで手元に置き、名前を書きます。(参加プレーヤーはそれぞれ異なるイラストを選んでください。)
選んだイラストシートと同じもの1枚を「正解シート」として手元に置きます。
ゲームの流れ
まずは「まちがい」描き足そう
早速、ペンで5つの「まちがい」を書き足します。
いくつ描いたかわかるように、右下のチェックボックスにチェックを入れていきましょう。
全員描き終わったら
まちがいさがしスタート!
- ①まちがいさがしの準備
親プレイヤーを決めます。
親プレイヤーは自分の「まちがいシート」に透明ボードを重ねて、「正解シート」と一緒に見やすい位置に置きます。 - ②まちがいさがし(前半)
親プレイヤーは砂時計をひっくり返して前半戦をスタートします。
それ以外のプレイヤーは早い者勝ちで「まちがい」を探します。
正解者は、1点の得点チップがもらえます。2回のおてつきをしてしまったプレイヤーは、以降そのまちがいシートに対して答えることができません。
- ③まちがいさがし(後半)
砂時計の砂が落ち切ったら、親プレイヤーはただちにまた砂時計をひっくり返し、後半戦をスタートします。
後半では「まちがい」が見つかったとき、見つけたプレイヤーに加え、親プレイヤーも得点チップを受け取ります。再び砂が落ちきるか、すべての「まちがい」が見つかったら、まちがいさがし終了です。
- ④ボーナスのチェック
終了までに見つからなかった「まちがい」があったら、それぞれに対してダイタンチェッカーを用いて大きさを測ります。
親プレイヤーは大きさに応じて2点、3点の得点チップを受け取ります。 - ⑤親プレイヤーの交代
親プレイヤーを左側のプレイヤーと交代し、「①まちがいさがしの準備」に戻ってください。
全員が親プレイヤーを行った場合はゲーム終了となります。
ゲームの終了
得点チップの合計が1番多かったプレイヤーが勝者です。
同点の場合はボーナス得点の高いプレイヤーが勝利となります。
それも同数、またはゼロ点同士だった場合は、その両者が勝者になります。
感想・レビュー
遊んでみてどうだった?
まちがいを考えるのが新鮮で楽しい
いつもは探して遊ぶまちがいさがしを、自分が作る側になってみると、また違った楽しみ方ができました。
どこにどんな風に「まちがい」を描こうかな〜と考えるのは、大人にとっても、ワクワクする作業でした。
イラストは使い捨て
残念ながらイラストの紙は使い捨てです。
それならわざわざ買わなくても、自分で何かの絵を2枚印刷すればいいだけでは…?とドケチな私は思いました。
しかし、普通にペンで間違いを描いただけでは、印刷物とペンの質感の違いですぐにまちがいがわかってしまうんです。
そこで「間違い探し開発課」には透明ボードという素晴らしいアイテムが入っています!
これをイラストに重ねることでパッと見ただけではまちがいがわからないようになっています。
他にも大胆チェッカーや専用砂時計など、まちがいさがし作りを楽しむためのアイテムが盛りだくさんです。
イラストシートは別売りもされていて、違う絵柄も楽しめるので残り枚数を気にせずどんどん楽しんでいただきたいです!
何歳から遊べる?
作って楽しむだけなら5歳からでも
どうしても年齢によって、まちがいを描く技術、まちがいを探す力に差が出てしまうので、ルールに沿って遊ぶ場合は7歳以上からが良いと思います。
シンプルにまちがいさがしを作って楽しむだけなら5歳からでも楽しめました。
こちらが5歳の次女が作ったものです。
バレバレなところもありますが、風車の所なんかは良く考えられたなと思います☺️
ネコさんにリップつけて可愛くしたの〜♡
メイク好きなタケ子らしくていいね!
子供たちはやはり、まちがいを作る方をやりたがるので、思う存分作ってもらって私は解く方に徹していました。
自分の作ったものを一生懸命探してもらえることに、とても嬉しそうな様子でした。
知育・考え所
ちょうど良い「まちがい」を作る
簡単すぎると点数がもらえないので、ただ単に、「自由にまちがいを描いてね」ではないところがポイントです。
簡単すぎでも、難しすぎでもない、ちょうど良いまちがいにするにはどう描いたらいいかな?とイラスト全体を見回して考えることになります。
目立たないように描く
「まちがい」を描くところを決めたら、実際にペンで描くときに「まちがい」が目立たないように描く必要があります。
線の太さや形をイラストをよく見ながら、同じように描く工夫をすることで、観察力や手先の使い方が伸びていくでしょう。
手書き風のイラストで、線が多い構図なので描きこみやすく、うまくできたときの満足感や自信にもつながります。
大きいまちがい作りに挑戦
3点が獲得できる、最後まで見つからない大きなまちがいを作るのは大人でも難しいです。
見事達成できたら上級まちがいさがしクリエイターの仲間入りです!
子ども相手だと達成しやすいので大人の皆さん,是非挑戦してみてくださいw
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