遅くゴールすることを目指す、ちょっと変わったすごろくゲーム。
1988年にドイツで誕生し、なが〜く愛されているボードゲームの1つです。
アートデザインをリニューアルして再販されたので、ぜひ遊んでみてほしい名作です!
ドラダ/DORADA
年齢 | 時間 | 人数 | 価格※ | メーカー |
12歳〜 | 20分 | 2〜4人 | 2,200円 | ニューゲームズ オーダー |
4つある自分のコマの中から動かすコマ選択していき、ゴールにできるだけ遅くたどり着かせることを目指す、すごろく形式のゲームです。
なぜ遅くゴールすることを目指すかというと、勝敗を決める得点がより多くもらえるからです。

最後にゴールした🟡プレイヤーが勝利
すごろくの途中には落とし穴がたくさんあって、ゴールにたどり着くのも一苦労です。

自分の4つのコマのうち無事にゴールできるのはなんとか1つ、良くて2つ。たくさん落ちます!
落とし穴に落ちないように、動かすコマを自分の4つのコマから選んでいけるので最初は大丈夫なんですが…
他のプレイヤーのコマに乗られていると動かせないので、どんどん選択肢は少なくなって次々と落ちていきます!

誰かが落ちたマスはその後、落ちたコマを踏み台にすることで落ちずにすみ、通常通り動かしていくことができます。

自分が落ちたり、誰かを踏み台にしたり…のやり取りが楽しい、ちょっと変わったすごろくゲームです。
ルール・遊び方
準備

ゲームの流れ
すごろくと同様に、ゲーム終了まで時計回りに手番を行っていきます。
- 手番ですることサイコロを振り、出た目を確認
自分のコマのうち1つを選んで、出た目の数だけ進める▶︎他のコマがあるマスも飛ばさずに数える
▷到着したマスに他のコマがある場合、その上に重ねて置く他のコマの下敷きになっているコマは選べません - マスの種類
▶︎普通のマス
赤色のマスは普通のマス▶︎落とし穴マス
このマスで止まったコマは落とし穴に落ち、ゲーム終了まで動かせなくなってしまいます。
以降、このマスに止まった他のコマは落ちたコマを踏み台にして、通常通り動かしていくことができます。▶︎プラスとマイナスのマス
数字の数だけ追加でコマを進めたり、戻したりします。
この指示で移動した場合のみ、移動先に他のコマがあったら、その先の空きマスまでコマを動かします。▶︎ワープのマス
コマを直ちにゴールマスに進めます。 - 選べないコマとパス手番に動かせるコマが無い場合は1回休み▶︎他のコマの下にあるコマ
▷落とし穴に落ちたコマ
▶︎すでにゴールしたコマ
は動かせません動かせるコマがあるのに自主的にパスすることはできません。
- ゴールピッタリでなくてもゴールできる
▶︎コマがゴールマスに入ったら、余分の目が残っていても折り返すことはなく、ゴールに到着します。
▷以前にゴールしているコマがあるなら、その上に重ねます。
ゲームの終了
全員のコマが全てゴールするか落とし穴に落ちるかしたらゲーム終了となり、得点計算に移ります。
得点計算
より遅くゴールしたコマ(つまり上に積まれているコマ)ほど、より多くのポイントをもたらします。

1番多い人の勝利👑
感想・レビュー
遊んでみてどうだった?
シンプルなのに奥深い
サイコロを振って、4つのコマから選んで動かすだけのシンプルなルール、シンプルなコマ・ボードたちなんですが、それを考えるだけで楽しくて悩ましいです。
新しいゲームはどうしてもどんどん複雑化していく傾向がありますが、こういうシンプルな名作をたまに遊ぶとボードゲームってやっぱりおもしろいなぁと感じます。

レトロでポップな感じの雰囲気がまたいいんですよね〜
やり取りが楽しい
自分が落ちたり、他の人のコマを踏み台にしたり、のやり取りが楽しいです。
選択肢がなく、落とし穴に落ちた時はとくに盛り上がります。
結構同じプレイヤーが連続で落ちたりするので、笑っちゃいます!

また落ちた…もうコマがない!

ヒャハハハw私の勝ち決定だね!
魔の落とし穴ゾーン
なんとか途中の落とし穴を切り抜けてもうすぐゴール!のところに待ち受けているのが、連続落とし穴ゾーンです。

苦労して進んできたコマたちが次々と落ちるので「くそ〜っ😭」と悲しみの声があがります。
その落ちたコマを踏み台にして、悠々とゴールするのがまた楽しいですw
何歳から遊べる?
5歳でも大丈夫
5歳の娘には一緒にアドバイスしてあげれば、十分遊べました。サイコロ運が大きいゲームなので子どもでも勝利できます。

うちの負けず嫌いの次女には落とし穴に落ちるのが許せないようなので、次女とはもう少し成長してから遊びます〜
7歳はもちろん問題なく遊べました。
公式の対象年齢が12歳〜と高いのは、30年以上前に発売されたゲームなので、おそらく今と基準がちょっと違うからなのかもしれません。
知育・考え所
4つのうちどれを選ぶか
毎回状況が変わる中、自分の4つのコマのうちどれを動かしたらいいかを考えます。
次々と落とし穴で脱落していったときは、ワープマスで安全に勝利確定を狙ったりなど、いろんなパターンが出てきます。
まとめ

さすが35年の時を経ても愛され続ける名作すごろくボードゲーム、シンプルなのにたくさんの駆け引きがあって楽しい!再販で見た目も素敵になっているので在庫のあるうちにぜひお手元に!