ボツワナはドイツのボードゲーム作りの巨匠、ライナークニツィア氏の代表作の1つです。
ライナークニツィア氏は数学の博士号も取得していて、確立を考えるゲームや、Aを選べばBが立たず、Bを選べばAが立たずといった「ジレンマ」が悩ましいゲームに定評があります。

今回のボツワナも遊び方はとってもシンプルですが、大人と子どもでも、経験者と初めての人でも対等に遊べる、楽しく考えがいのあるゲームです。
色んな動物に出会えるボツワナのサファリツアーに出発しましょう!
ボツワナ
年齢 | 時間 | 人数 | 価格※ | メーカー |
7歳〜 | 30分 | 2〜5人 | 2,970円 | ニューゲームズオーダー |

どんなゲーム?
手番では手札から動物カードを1枚出し、好きな動物コマを1個もらうだけです。

取った動物コマが点になるのですが、その点数は動物カードが出されるたびに上下します!

どの種類かの動物カードの6枚目が出されたらゲーム終了です。

ゲーム終了時点で動物コマの点数が確定。
手元に置いているコマの合計点数を計算します。

誰がどのタイミングでゲームを終わらせるかが重要です!
人数と同じ回数のラウンドを終えた時に、総得点が一番多いプレイヤーの勝利です。
ルール・遊び方
準備

▶︎動物コマは25個
(ライオン・ゾウ・キリン・ワニ・水牛の5種類が5個ずつ)
▷動物カードは30枚
(各種類0〜5の6枚ずつ)

ゲームの流れ
このゲームでは、参加人数と同じ回数の「ツアー(ラウンド)」を行います。
- 手番ですること❶手札からカードを1枚選んで場に出す
❷残っている動物コマから1つ選んで取る▷出したカードは動物ごとに列にします。▶︎各自が手元に取った動物コマも全て隠さないように置いておきます。
ツアーが進めば動物コマは減っていくため、選べない種類の動物コマも出てきます。 - 動物コマの得点動物コマ1個あたりの点は
場に出たその種類の最新の動物カードの数値取った動物コマがプレイヤーに得点をもたらしますが、コマが1個あたり何点になるかは出された動物カードによって更新されていきます。
- ツアーの終わりと
得点計算ある種類の動物カードの6枚目が出されたらツアー終了▷6枚目を出したプレイヤーが動物コマを1つ取ったところでツアー終了です。
▶︎このツアーの各動物コマの点数がこの時点で確定します。Aさんがこのツアーで獲得したのは合計8点となるので、担当している色のコマを得点ボードの8のマスに進める - 次のツアーへ新たにカードを配り直し次のツアーを行う
▶︎手元の動物を全てボード脇に返します。
▷スタートプレイヤーが左隣の人に移ります。
▶︎ボード上のツアーコマを右に1つ動かして、新しいツアーを始めます。 - ゲーム終了参加者の人数と同じ回数のツアーを終えたらゲーム終了
得点ボードを確認し、
1番多く得点していた人の勝利👑
同点の場合は勝利を分け合います。
感想・レビュー
遊んでみてどうだった?
シンプルだけど悩ましい!
手番ですることはシンプルですが、カードを出す順番、どのコマを取るか…、考えれば考えるほどわからなくなってきます!
結局他プレイヤーの出方次第なので、序盤は何が正解なのかわかりませんでしたw
終盤になると、やりたいことがハッキリしてくるのですが、時すでに遅し…だったり。

早めに6枚目が出されてあっさり終わってしまったり、ゲーム展開も様々でした!
カードに偏りがあると戦略が立てやすかったり、カード運によるバラつきもあるので、経験者と初めての人でも対等に遊べるゲームだと感じました。
外されたカードは何⁉︎
プレイ人数によっては手札として配らずに裏向きで外しておくカードが何枚かあります。
もちろんそのカードが何かはわからないので、ランダムな要素がカードを出す順番を迷わせます!

近づいてくる動物たち
0〜5のカードは数字に応じて近づいてくる動物のイラストが楽しいです。

イラストはgooさんで、温かみがあってpopな感じがすごく素敵。
プレイヤーがサファリ中に写真撮影を楽しんでいるというストーリーを考え、数字が大きくなるほど動物が近付くように描かれたんだそうです。なるほど!

2歳の三女も絵本のようにカードのイラストを楽しんでいました。
何歳から遊べる?
7歳と5歳と遊びました
小2の長女は何やら色々と考えてプレイしている様子でした。
年長さんの次女はルールを理解できているか微妙でしたが、手番で行うことはカードを1枚置いて動物コマを1つ取るだけなので、ゲームに参加することはできました。

ゲームの考え所
ゲーム終了のタイミング
6枚目が出されたらその時点でゲーム終了というルールが最大のポイントです。
自分が有利な状態で6枚目を出すことができれば最高ですが、そう上手くはいきません。
誰がいつ終わらせるのかを探り合いながらゲームは進みます。

他プレイヤーのコマを見て「今なら自分が勝てるから終わらせてしまおう!」という判断も必要です。
他プレイヤーの動き
他のプレイヤーが同じ動物コマばかり集めていたら、おそらくその動物の数字の大きいカードを持っていると予想できます。

自分も同じ動物コマを取って便乗するか、数字の低いカードを出して邪魔するか、どっちにします?
まとめ

さすが巨匠の作品、シンプルなのに奥深い思考の世界へ連れて行ってくれますね…それでいてカード運もあるので初心者でも勝利できるのが素晴らしい!個人的には「あぁ私ボードゲームしてるなぁ」と感じる大好きなゲームです。ぜひ遊んでみてください!